家を建てる際に外観にこだわりたい方も多いでしょう。しかし「デザインの決め方を知りたい」「周囲と比べ、浮かないか心配」など、外観のデザインについて迷う方もいるのではないでしょうか。今回は、人気の外観デザインの紹介と外観の決め方について解説します。
人気の外観デザイン
モダン
シンプルで装飾が少ないタイプのデザインです。シックなモノトーンカラーを用いて、落ち着いた色味や清潔感のある、スタイリッシュなデザインです。老若男女問わず、幅広い層に人気のあるデザインになっています。金属やガラスなどの素材を一部で使うことで、スタイリッシュな印象を演出できます。
洋風モダン
シンプルかつ現代風のイメージを表現するデザインです。北欧スタイル、南欧スタイルなどが人気です。石材や木材などの自然素材を使う住宅が多いため、モダンスタイルよりも有機的な温かい印象に仕上げられます。
和モダン
和の要素と現代風のイメージを取り入れたデザインです。竹や珪藻土、松、漆など、自然素材を使用し、落ち着いた印象となっています。また、自然素材を活かした経年変化も楽しめます。二世帯住宅にもよく採用される老若男女問わず愛されるデザインです。
シンプル
流行に左右されないシンプルなデザインです。無駄な装飾はなく、維持管理もしやすいのが特徴です。
ナチュラル
ナチュラルは、ぬくもりのある自然な印象が特徴のデザインです。ホワイトやベージュのカラーを用いて、自然素材を多く取り入れ、シンプルなデザインにすることがほとんどです。
和風
日本の伝統的な瓦や木材を取り入れた、懐かしさと趣のある日本人に馴染み深いデザインにしたい場合はおすすめのデザインです。日本の気候にもぴったりなので、湿気対策にもおすすめです。
北欧
ホワイトやベージュ、ツートンカラーなど個性的な色まで、幅広く用いられます。レンガや淡い色味の石材を使うなど、デザイン性が高いのも特徴です。
注文住宅の外観の決め方
デザインを決めるには、以下のような手順で行うことが大切です。
1. コンセプトイメージ
外観デザインをどのようにするかを明確に決めます。前述した、和モダンや北欧スタイル、ナチュラルなど、メインのデザインとなるコンセプトイメージを検討します。
2. メインカラーとサブカラー
外観デザインは主にメインカラーとサブカラーに分けられます。たくさんのカラーを用いると、周辺の建物に馴染まず、浮いてしまう場合もあります。そのため、外観は2色程度がおすすめです。カラーは、面積が大きくなるほど明るく見えるので、大きめのカラーサンプルで太陽光を当てるとよいでしょう。
3. 屋根の形
屋根は外観のイメージを左右する部分です。屋根の種類は、切妻屋根や寄棟屋根、片流れ屋根、方形屋根などがあります。屋根は、一度設置すると変更が難しいのでよく検討する必要があります。
4. 素材
外観の素材には、主にサイディングやガルバリウム、タイル、ALC、モルタルなどがあります。
5. 窓
窓は、設置する数、場所、大きさを検討する必要があります。
6. 外構
外構デザインも家全体に影響するため、縁取りや植栽なども検討します。
まとめ
外観デザインは、コンセプトイメージやメインカラーとサブカラー、屋根の形、素材、窓
、外構などを決める必要があります。デザインもたくさんあり、ライフスタイルやイメージに合ったものを選ぶとよいでしょう。好みのイメージの家の画像や写真をSNSや雑誌で保存しておくと、打ち合わせの際に担当者とイメージを共有しやすくなります。